准看護師は年間2万人弱の人が資格を取得しています。
正看護師と同様の仕事内容を行える准看護師の悩みは、正看護師と比べてどんな違いがあるでしょうか。
准看護師に多い悩みは、正看護師と比べて給与が低いことです。年間60万から80万の差があるといわれています。業務内容が明確でないわりには、給与が安いという理不尽さが悩みのタネとも言えるでしょう。
もう一つの悩みは、キャリアアップが難しい事です。准看護師は、働きながら定時制や通信教育で資格がとれるため、試験合格のハードルが低いです。しかしその時のギャップは看護師になってから埋められることがなく、正看護師になるためには、専門学校で2年の学習をし直してから看護師試験を受ける事が可能です。さらに通信制で資格取得をもできますが、7年の実務経験が必要です。
実務経験が長くても、正看護師になるには試験を受けなければなりません。定時制もあるので試験勉強は働きながらできるとはいうものの、決して簡単ではありません。
どんな事情にせよ、将来のキャリアプランを良く見据えて、学校を選ぶ際に准看護師が正看護師かを選んだ方がいいでしょう。
最後の悩みは、学習意識に関する悩みです。正看護師のように専門性をもった資格を取得しようと思っても、准看護師では受験できないのが悩みの種になります。
キャリアアップができないまま月日が経ってしまうとなかなか仕事しながら試験に合格する事はそんなに簡単ではありません。
給与面の差やキャリアアップの可能性などを考えたら今からでも遅くないので、まずは正看護師試験を受験してみましょう。